池田先生の言葉
人間の交流は、まず勇気をもって
対話することから始まる。
それは、ともすれば、
人との関わりを避け、
自分だけの世界に
閉じこもってしまおうとする、
自己の殻を打ち破ることだ。
「閉ざされた自分」から
「開かれた自分」への転換の第一歩が、
対話への挑戦なのである。
行動にこそ、人間の真実が表れる。
直接、現地に足を運び、
出会いをつくることから、
友情は芽生え、その積み重ねのなかで、
強い信義の絆が結ばれていく。
皆さんが語った分だけ、
仏縁は広がる。正義は広がる。
声が力である。言葉が武器である。
そして、 「なんとか仏縁にふれさせたい」 「幸福の道を歩んでもらいたい」との
慈悲の祈りがあるかぎり、
私たちの言葉は必ず響いていく。
すぐに結果は出なくとも、
相手の心に深く浸透していくものだ。
善の拡大のために、勇気をもって動けば、
必ず変化の風が起きる。
誠実に語れば、必ず理解の輪が広がり、
味方を拡大していける。
そして、祈りに祈っての行動を、
誤った先入観を打ち破るのは、
「正義の声」「確信の声」の響きである。
たじろがず、ためらわず、
恐れなく、 語って語って語りぬく。
人々の心を揺り動かし、
正義へ、真実へと目覚めさせていく。
ここに対話の醍醐味がある。
「歴史の地殻変動」は、
民衆の対話から始まるのである。